いつしかこうした大都会の汚い現象が日常生活に定着し、人々は知らず知らずの内に受け入れてしまったようです。あれから半世紀近く、イタズラ描きは徐々に洗練された芸術に昇華してきました。巨大な壁は、画壇で認められることのない『町の壁画家( Street Artist)』たちにとって、またとないキャンバス、すなわちミケランジェロに挑戦できる発表の場になっています。
『踊るキリスト』に続いて、今回はポーランドのバイアリーストック市(Bialystok, Poland)の一郭に出現した『町の人(the Folk on the Street)』シリーズの一作、『樹に水を注ぐ少女』をご紹介します。この壁画はグラフイック・デザイナーのナタリア・ラック(Natalia Rak)の作品です。編集:高橋 経
壁画の『少女』が実在の立ち木に水を注ぐ、なんて可愛い発想ですね。
返信削除