2013年12月21日土曜日

テン、テン、テンマリ、テン手まり

その日本人女性は「60の手習い」ならぬ60才頃から刺繍(ししゅう)を習い始めた。その技法に魅せられたのか、日本人古来からの伝統遊戯、『手まり』の刺繍に熱中し始めた。爾来30有余年、今年92才になる婦人によって美しく装飾された手まりの傑作は500個を超え、一つとして同じ柄はない独特なデザインばかりである。見事な出来栄えに仕上がった芸術品の数々には、溜め息と共に目を見張らされる。




彼女の作品を発見し、flickr を通して公開したのは彼女の孫娘であるが、残念ながら祖母、孫共に本名が判らない。判っているのは NanaAkuaという仮名だけである。もしどなたかご存知だったらお教えいただきたい。

以下にご紹介する作品は『氷山の一角』に過ぎないが、数え切れない他の作品は flickr でご観賞なさることをお薦めする。 編集:高橋 経















編集註:NanaAkua の検索をしていましたら、同名のアフリカ系アメリカ人が見つかりました。『手まり』とは全く関係のない女性です。

1 件のコメント:

  1. お名前が判らない、ということは、何やら奥床しく、何やら神秘的なものを感じさせます。『無名』のままの方がご本人はよいのかも知れませんが、何とかしてそのお名前やお人柄を知りたいものです。

    返信削除